ARコピペアプリ「ClipDrop」がデジタルと現実の垣根を低くする!

ARコピペアプリ「ClipDrop」がデジタルと現実の垣根を低くする!

視覚的な拡張から、新たな一歩を踏み出すアプリ。

2020年10月に突如現れたARコピペツールのClipDrop。ツイッターの動画を初めに見たときのワクワク感はRTX3000番台発表を上回るほど(個人の感想です)。「現実をデジタルを跨いだコピペツール」SFがついに手元に

from clipdrop.co

画像を一瞬で切り抜き

from clipdrop.co

AIを活用し、スマホで撮影した画像を一瞬で切り抜いてくれます。フォトショもそうですが、もうベジエ曲線でポチポチやる時代は終わったんですね…

実はスマホで撮った画像だけでなく、PCソフトの方で画面をスクショするとそれも切り抜いてくれたりします。AIで切り抜きをしてくれるサービスは様々ありますが、タスクバーから起動して切り抜かれた画像をすぐ編集ソフトにドラッグ&ドロップできるのはこのソフトだけ。手軽さではグンを抜いています。

OCRもできちゃう

ClipDropはOCRで画像内の文字をテキストに変換することもできます。

素晴らしいのは範囲を指定できることで、動画のようにカメラを近づけたりせずとも、特定の範囲だけ文字を読み取ることができます。精度も高く、これだけでもこのアプリを使う価値アリです。

といってもここまではすでにいろんなアプリが実現してきました。しかし、ClipDropの革命的な部分はスマホとPCの連携にあるのです!これと組み合わせると、単純なOCRがまた化けるんです。

SFに一歩近づいた。感動すら覚えるデバイス間移動

カメラを向けたモニター内の位置に画像が!

このアプリの真骨頂はそのUIにあります。同じネットワーク内にPCとスマホがあれば、写真を撮った後、そのままカメラをPCの画面に向け、Dropボタンをタップするだけでちょうどその位置に、写真が現れます。

この気持ち良さは自分で使って感じていただきたい!

メール、LINE、クラウドを介さずとも、スマホで撮った写真がモニターに現れる。これは求めていた機能だということ以上に、触った時の気持ちよさに感動します!絶対に!!UIとしてこれまでのものとは一線を画しています。切り抜きやOCRといった機能がなくとも、写真を撮ってすぐパソコンに送るという使い方だけでもインストールする価値ありです!

ドラッグ&ドロップでそれぞれのソフトへ

UIの気持ちよさはPCに写真を放り込んだあとも続きます。

Photoshopでは直接ソフトの中に写真を設置することができるのですが、通常は上の動画のようにウィンドウ表示されます。普通はその写真を右クリックして各々ソフトにコピペしますよね。

ドラッグ&ドロップで取り込んだ写真を放り込め!

ところがどっこい、ClipDropではドラッグ&ドロップで写真をソフトに放り込むことができます。さっきから「放り込む」という表現をしていますが、まさにこの言葉どおり。随所にデジタルではなくアナログな操作感を感じるんです。

まとめ「デザインツールというよりもビジネスツールとして」

デザイン寄りの人間がこういうのもなんですが、あまりこのツールを使ってデザインする場面が思いつかなかったです() しかし、手元の資料をパシャリと撮ってパソコンに取り込むといった使い方では古今無双。

特にオススメの使い方は「図解」です。Surfaceなどを除いて、パソコンで絵を書くにはペンタブを使ったりマウスでぎこちない線を書いたりと、面倒くさくスピード感に欠けるものでした。それではアイデアが頭から消えていってしまう

しかしご安心を。今日からは手元の紙にペンで書いた図をスマホで撮ってモニターに向けるだけで、作成中の資料に図解を載せることができるのですから!