小さな頃、母が毎日のようにレシートと睨めっこしてノートに細かく家計簿をつけていました。
が、私にはそんな堪え性があるはずもなく。皮の財布の中で擦られて読めなくなったレシートの文字を見ながら品物を一個ずつ書こうものなら3行目には寝ていることでしょう。
しかし家計簿なしで豪遊できるほどの余裕もなし、なんとか減り続けるお金の流れを掴むべく、ズボラでもできる家計簿術を探し求めたのであった(完)。
目次
その1「キャッシュレスにする」
これは絶対です。レシートだとあとでまとめてつけようにもどっかいっちゃったり日付の管理が面倒だったりで上手くいきません!ズボラならなおさら!
キャッシュレスに対する不安があるのは分かります。私も最近フィッシング詐欺に遭いましたしね(遠い目)。ただ、適切に対処すれば被害を防ぐことができますし、ATMに何度も行ったり無駄な手数料を取られずに済むなどなど、遥かにメリットの方が大きいです!
かくいう私も現金主義でしたが今はこの通り、100均でくらいしか現金を使っていないかもしれません。この期にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!?
その2「なるべくデビットカードで」
キャッシュレスにするとお金を使いすぎる…こんな話はよく聞くと思います。これを防ぐために家計簿をつけるわけですが、さらにもう一歩、デビットカードにすると使いすぎが防げます。
デビットカードはクレジットカードのように使えますが、買い物をするその度に銀行から引き落としがあります。そしてそのたびに銀行からいくら使いましたとメールがきます。レシートの代わりにこのメールをみて家計簿をつけていくんですね。無くす心配もなく日付情報もバッチリ。
不思議なもので、レジではあんまり注意してみていなかった金額も、改めてスマホの画面で数字を見るとリアルにお金の重さを感じられるのです。
その3「電子マネーはチャージした金額を記入」
ここからだんだんズボラ要素入っていきますよ!
電子マネー(QR決済・Felica etc.)で払うものはカード払いのものに比べて少額なものが多いと思います。しかし、たかだかコンビニで買った数百円のものを毎回家計簿に書き込むなんて手間のかかることやれるかってんでい!できる人はこの記事読む必要無いですネ。
自分でお金の流れを把握するくらいのものだったら、多少適当でも十分。チャージした金額で1ヶ月やりくりするのもまた楽しいですよ。
その4「Googleスプレッドシートを家計簿に」
昨今は家計簿サービスもよりどりみどり。ズボラならどんどん活用したほうがいいんじゃないかと思うかもしれません。私もそう思って色々試したのですが、二重で記入をしていたり、デザインがダサかったり、節約したいのに月額料金があったりと、なかなか条件に合致するものがありませんでした。
それに、ただお金の流れ記録することにはなんの意味もありません。自分の使ったお金を振り返りながら記入しながら今月使いすぎたな〜とか、来月はここ削れるなとかを考える時間が大切なのです(多分)。
とはいってもそれで挫折しては本末転倒。なんとか使いやすいGoogleスプレッドシートのテンプレートを作ったのでまずはこれを使ってみてください!
その5「分類はざっくりでいい」
たいてい家計簿には「店名」だったり「品目」なんていう項目があるものですが、例えば薬局に行ったとき、シャンプーや薬だけじゃなく、お菓子だったりジュースなんかも購入します。
ではこれを家計簿につけるとき、同じ店で購入したものを商品ごとに「食品」「日用品」などに分類しないといけないのか?
しなくていいです。
食品か日用品、どちらかにまとめてつけてしまいましょう。これをちゃんと分類してつけようとすると電卓が必要になります。ヤダヤダ、そんなことしたら続かない。 食費のなかに日用品が混ざったりするのでちょっと金額が大きくなったりしますが大丈夫です。使った金額は同じなので。
その6「銀行からのメール以外は速攻アーカイブ」
これはGmailのおすすめの使い方ですが、メールは読んだらすぐアーカイブするのがオススメです。アーカイブは削除するわけではく、別の場所に保管するだけなので、後で検索すればまた読めます。それよりメールボックスが雑多なメールでパンパンになる方がいただけない…。
重要なメールや、デビットカードの支払いメールだけはアーカイブせずに残しておきます。数週間に一回、溜まったメールを家計簿に一気に記入したときにアーカイブすれば記入漏れもなくなり一石二鳥です。
まとめ「なんのために家計簿をつけるか?」
こと一人暮らしに限っていえば、家計簿をつける理由は10円1円を管理することではなく、なにを買ったか記録することでもなく、「自制」なのではないでしょうか?
稼いだお金は全て自分のものであり、買いたいものはすぐ買えてしまう環境では、物欲がほとんどない私でも過去と比べてみるとその消費金額はかなり増えています。
でもだからこそ、本当に使う時のために。そうでなくとも、振り返ったとき後悔しないために、家計簿というのは必要なのかな?と思いますね。
ところで、このズボラ家計簿術をいつも行っている美容院のお姉さんに話しましたところ、「家計簿つけてる時点でズボラじゃなくね?」と言われました。
タイトル詐欺の危機!!